床の間|製品紹介

床の間とは What is a tokonoma

日本家屋には古くからの文化で伝わる床の間があり、床の間は16世紀頃(室町後期・安土桃山時代)誕生したと言われております。日本独自の空間、畳の部屋にみられる座敷飾りの場所として現代も数多く活用されております。
床の間は、床柱、床框、落掛などで構成され、掛け軸や活けた花などを飾る場所で、正月飾り・桃の節句・端午の節句・七夕飾りなど季節ごとに伝統文化を楽しめる空間です。

床の間様々なデザイン

新和室

現代の住環境では、住居スペースの問題が多くみられます。和室は居間や寝室といった日常空間としての利用から、客間として来客をもてなしたりと、1室で多目的に活用することができます。
和室の醸し出す落ち着いた雰囲気と、伝統にとらわれない多目的空間として、さまざまに見直されています。

新モダン

和洋が共存する和モダンな室内空間において、設計デザイン、材質、塗装を統一させることで、床の間も違和感なく存在しています。

本漆塗り

本漆塗りは日本古来の塗装方法であり、漆の木より採取した樹液を原料精製した塗料です。
古くから建物の床や柱などに用いられてきた漆塗りは、日本の伝統美を代表する工芸品として世界的にも認知度が高く「漆器・Japan」と呼ばれております。
味わい深い光沢と優美な仕上がりで愛用されております。

床の間の種類 Tokonoma type

床の間は、形式基準やルールは定かではありませんが古くから大きく区分すると…
3つの構成の床とこ「真」「行」「草」に分けられています。

「真」の構えの床

角柱を使用し、格調高い材を用います。
桧角・松角・栂角・杉角といわれ、書院造りの本床床脇などで構成されます。

「行」の構えの床

床柱は杉絞り丸太や面皮柱などで構成され、柔らかく数寄屋風造りの床が多くみられます。

「草」の構えの床

行の床の間より、さらにくだけ自然木(変木)や竹など真、行と比べ優しく自由な床が多くみられます。

床の間|構成要素名称

床の間(床)の基本構成要素として「床柱」「床框」「落掛」「床板」「地板」「雑巾摺」「框束」「床天井」「無双」などの部材を用います。

標準的な床脇

床脇(とこわき)とは、床柱を挟んで床の間とは反対側に配置される空間。違い棚・袋戸棚を設けます。
○違い棚は、床の間側に違い棚上板を取り付けるのが一般的です(床の間側が上座です)。
○違い棚上板は、冠・香炉などを置く場所とされています。
○違い棚下板は、印判・巻物・硯などを置く場所とされています。

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恵那合板は岐阜県中津川市に位置し、天然木化粧合板の加工品を製造しております。
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